
想いは、渡せる。
〜でも、その“渡し方”が一番むずかしい〜
このサービスをはじめた思い
「農業を継ぎたい」と「誰かに託したい」。
その想いがあるのに、なぜかうまくいかない。
——私たち自身、その“壁”を経験しました。
農業の事業承継は、他の業種とは比べものにならないほど、複雑で繊細です。
- 継ぎ手にとっては、いきなり重機や施設の維持、農地の管理、地域との関係づくりがのしかかってきます。
- 託す側にとっては、代々守ってきた土地や作物を手放す葛藤、自分のやり方と違うスタイルに戸惑う場面も多いでしょう。
- 家族や親族との関係、地域の慣習、補助金や制度の複雑さ、そして何より、自然と向き合うという「時間の流れ」の違いが、見えない壁になります。
書類のやり取りだけでは終わらない。
機械や農地だけを引き継げばいい話じゃない。
“人の営み”をまるごと引き継ぐのが、農業の事業承継です。
でもだからこそ、そこにしっかり寄り添える仕組みが必要だと、私たちは思いました。
実際に承継に挑戦し、失敗した経験がある我々が、次の事業承継をサポートしていきたい。
このサイトでは、農業の事業承継に関するリアルな情報、現場の声、そしてつなぐための支援を届けていきます。
どちらの立場にも偏らず、「託す人」「継ぐ人」双方が安心して前に進めるように。
そんな“まんなか”で支える存在を目指しています。
バトンは、気持ちよく手渡されてこそ意味がある。
その瞬間を、私たちは一緒に作っていきたいと思っています。